小樽市保健所(外岡立人所長)は、5月15日(火)、海水浴シーズンを前に、市内9海水浴場と4海域の水質検査を実施した。
これは、環境省の海水浴場水質保全対策要綱に基づいて、市内の海水浴場などの水質検査を行うもので、検査結果を道に報告し、6月下旬に発表する予定。
実施箇所は、蘭島・蘭島観光・塩谷・豊井・東小樽・朝里・銭函・サンセットビーチ銭函・おたるドリームビーチの9海水浴場と、忍路・オタモイ・祝津・張碓の4海域。職員が3班に分かれて、午前(9:30~12:00)と午後(13:00~16:00)に行った。
調査は、気温・水温・色相・臭気・PH・ふん便性大腸菌群数・油膜の有無・化学的酸素要求量(CCD)・透明度・O-157の10項目。水質判定基準、適合の水質AAとA、可能の水質BとC、不適の5つに区分されている。昨年5月の判定では、塩谷・東小樽・朝里・銭函・サンセットビーチ銭函・おたるドリームビーチの6箇所がAA、蘭島・蘭島観光・豊井の3箇所がAとなった。
15日(火)の蘭島観光での水質検査では、保健所職員2名ずつが検査を実施。作業着を着用した1名が、深さ1mほどの沖合い20m地点に入り、プラスチックボトルに海水を採取した。「今年は肌が痛いと感じるくらい海水が冷たい」と話していた。
6月下旬に検査結果が発表され、海水浴場が順次オープンし、いよいよ小樽の海のシーズンが幕開けとなる。