新緑の季節となり、市内散策する人たちの姿があちこちで見られるようになった。散歩道を歩くと、歩行者を守る柵が壊れているのが目に付く。
道道小樽海岸公園線から市営手宮公園団地(手宮2)へ上がる坂道の防護柵が、無残に壊れている。防護柵の先は、急な崖で真下に道路が見える危険な箇所だ。子供たちが、遊んだりした時は、危険がいっぱいだ。
この坂を上りきり手宮公園に入り、緑化植物園方向に行くと、今度は、鉄の防護柵が壊れている箇所が見つかる。ここは、真下に旧小樽交通記念館を見る崖地の上で、これからの散策シーズンで人が増えることを考えると、ここにも危険がいっぱいだ。
小樽市の財政難から、放置されたままになっているのではないとは思われるが、すでに、防護柵が倒れたり、なくなったりしてからも日にちが経過している。早急な対応が望まれる。
また、街中の住宅地の市道脇に大きな廃屋(相生町6)があり、道路に面する家の壁が、今にも倒壊寸前だ。市道を歩く市民や車に万一の事故が起きなければ良いのだがと、付近住民は心配している。
市では、「民有地なので、市が勝手にどうこう出来ない。まずは、持ち主を探し、対処してもらうように指導したい」としている。
新緑の季節に入り、市内を散策する市民からの通報が本社にも多く寄せられるようになっており、危険箇所への早急な対応が求められている。