北海道横断自動車道(小樽~余市間23.4Km)の建設事業を進めるNEXCO東日本北海道支社は、朝里インターチェンジ横に小樽工事事務所を4月1日に設置し、5月8日(火)11:00から、事務所開所式を行った。
北海道横断自動車道の小樽~余市間23.4Kmは、黒松内を起点とする北海道横断自動車道黒松内釧路線の延伸約412kmの高速自動車道の一部分。1,062億円の工事予算で、札樽道の朝里IC近くに新設する小樽ジャンクション(小樽JCT)から余市インターチェンジ(余市IC)までを建設する。
昨年2月に、国土交通省から有料道路の整備区間の指定を受け、3月に高速道路事業として事業許可が下り、10月に北照高等学校のサブグランド(塩谷4丁目)で中心杭打ち式を行っている。
開所式には、窪寺克治・NEXCO東日本北海道支社長や山田勝麿小樽市長など、関係者約30名が集まった。窪寺支社長が、「道路が出来上がった時には、積丹などの観光地域の足がかりとし、物販でニセコ・余市・小樽につなぐルートとして活躍する。事務所・支社が一丸となって高速道路建設に取り組んでいきたい」と挨拶した。
同所は、「雪に強い道路づくり。乗って快適、走って安全」をスローガンに、2007(平成19)年度、測量・地質調査などを実施し、現地調査に基づいて高速道路の設計を行う。2008(平成20)年度以降は、地域住民と協議しながら計画を策定し、地元民の了解が得られたところから用地取得の交渉を行うことにしている。
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