小樽市観光振興室は、ゴールデンウィーク期間中の観光施設などの利用状況をまとめ、5月14日(月)に発表した。今年は、休日が一日多いことや天候に恵まれたこともあり、各施設とも好調で、前年を上回る結果となった。
今年のゴールデンウィークは、4月28日から5月6日までの最大で9日間。市は、観光施設や宿泊施設、飲食施設の計46施設を調査した。観光施設では、好天の影響から、屋内・屋外施設ともに好調で、調査対象15施設中10施設が増加結果となった。特に前半は、悪天候であった前年と比較して天候に恵まれ、大きく利用者数を伸ばした。
宿泊施設では、曜日配列が良かったことなどにより好調で、全体としては、前年をさらに1.2%上回り、4年連続の増加となった。市内ホテル従業員は、「あるホテルでは、大幅な割引で宿泊客を伸ばしたが、それに合わせて安くしてしまうと、これからの繁忙期に影響する」と、宿泊客の奪い合いが繰り広げられている。
飲食施設では、運河周辺の飲食施設について、8施設中、増加4施設、減少4施設と結果が分かれ、全体では、前年を下回る結果となったとしている。
市は、「今年のゴールデンウィークは、前年と比較して休日が一日多かったことや期間中の休日が天候に恵まれたことから、各施設とも好調で、観光施設・宿泊施設ともに前年を上回る結果となった」と総括している。