小樽市戸籍住民課がまとめた、小樽市住民基本台帳人口事由別異動調べによると、4月末現在で、市の人口が13万人台に定着したことが分かった。
市の人口は、1964(昭和39)年9月の207,093人をピークに減少傾向にあり、今年3月27日には、一時的に14万人台を割り込み13万台となっていた。しかし、新年度入りの4月は、例年転入者が転出者を上回るため、4月に入るとすぐに14万人台を回復した。4月4日(水)に140,017人になり、13日(金)に140,072人にまで増えていたが、23日(月)に140,015人となり、24日(火)には、139,995人と13万人台へ再び突入してしまった。
戸籍住民課では、「3月は転出が多いので減ってしまうが、4月になると転出者の半数ほどの転入者がある」と、2004(平成16)年4月に531人増、2005(平成17)年4月に356人増、2006(平成18)年4月に504人増という過去3年の数字から、4月には14万人台回復に期待をよせていた。
しかし、4月中旬に入ると、140,072人から減少しはじめた。転入者が多いとされていた4月にも関わらず、一向に転入者数が増加せず、死亡者も増え、4月24日に139,995人と13万人台になってしまった。住民基本台帳では、3月の人口増減マイナス785人で、4月はプラス380人となっており、4月末の小樽市の人口は、139,982人となった。
「いずれは14万人台は割り込むとは思っていたが、まさかこの4月に割り込むとは思わなかった。5月には転入があるかもしれないが、どうなることか」(戸籍住民課)と肩を落としていた。
今年中に13万人台が定着すると思われていた小樽市の人口だが、過去3年の4月の転入者は1,000人を超えていたが、今年4月は941人と1,000人を割り込んでしまい、早くも4月年度始めから人口13万人都市として定着してしまった。
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