6月17日(日)に閉館する小樽市室内水泳プール(稲穂3)で、5月13日(日)10:00から、市内で最後の北海道水泳連盟(木下綾子会長)公認の公式水泳大会が行われた。
閉館する小樽市室内水泳プールは、1976(昭和51)年11月に開館。鉄骨・鉄筋コンクリート造の1,398.93平米。日本水泳連盟公認の一般プール25mで、7コースある。これまで、小樽市民大会や小中高校水泳競技大会、ジュニア水泳競技大会などが行われてきた。
13日(日)に開かれた水泳大会は、HASF(北海道水泳連盟)公認「第15回小樽ジュニア水泳競技大会」。小樽・余市・倶知安の3水泳協会の主催。
例年11月に行われてきたが、今年は、同プールが設置されているJR小樽駅前第3ビルの取り壊しのため、プールを廃止することから、6ヶ月前倒しで開かれた。
この大会は、日本水泳連盟の資格表5級以上が参加標準記録となっているハイレベルな大会。13日(日)には、高校生3年生までの257選手が参加し、自己記録更新を目指し、熱戦を繰り広げた。自由形・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライなどの個人種目のほか、団体種目のリレーでは、参加団体や応援にきた家族らの「頑張れー。負けるなー」などの熱い声援が会場いっぱいに広がっていた。
市営プール廃止後は、高島小学校温水プール(高島5)をリニューアルし、7月1日(日)から代替利用されることになっている。小樽市民大会や小中高校水泳競技大会などは、高島プールで引き続き行われることになっているが、高島プールは日本水泳連盟公認プールではないため、HASF(北海道水泳連盟)公認の小樽ジュニア水泳競技大会としては、13日(日)が最後の開催となった。
小樽水泳協会では、「北海道水泳連盟公認という冠を外して、小樽ジュニア水泳競技大会も引き続き行うか検討中だ。しかし、高島プールは、練習や大会で使用するにしても狭いため、選手に負担がかかる。早急にプール建設をお願いしたい」と話していた。
現在は年間5万人の利用者が訪れ、これまで各水泳大会では様々な選手記録が生まれた室内水泳プールは、6月16日(土)に開催する中体連が行われ、17日(日)に31年の歴史に幕を閉じる。