小樽市保健所(外岡立人所長)は、4月19日(木)、「医療法人 北仁会 石橋病院」(入院患者数359人)から、感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
市保健所によると、同病院から、入院患者及び職員の計二十数名が、14日(土)から嘔吐、下痢等の胃腸炎症状を呈し、検便の自主検査と院内の消毒等の感染対策を実施していると、17日(火)に連絡があった。
このため、18日(水)に市保健所が同病院を調査したところ、入院者56名及び職員11名の計67名が、4月14日から18日にかけて下痢・嘔吐を主とした症状を呈し、治療を受けていた。19日までの患者数は、累計で71名(入院者60名、職員11名)となっている。
保健所が18日に患者便を検査した結果、1名からノロウィルスが検出され、19日に同病院の自主検査においても4名から検出されたため、ノロウィルスによる感染性胃腸炎と判断し対応しているという。
同病院に対し、「発症者の隔離や症状のある職員の出勤自粛、他の職員及び入院者等の健康状況の把握、手洗いの励行、院内の清潔保持等、感染防止について指導を行った」(市保健所)としている。
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