余暇に絵画を楽しむ小樽チャーチル会の第54回展覧会が、市立小樽美術館(色内1)で、4月4日(水)から開かれている。
小樽チャーチル会(富樫英治会長)は、世界の平和を願い、日曜日には絵を描こうという、イギリス戦時内閣(1940~1945)のウィンストン・チャーチル首相に倣って作られた。
50代から70代までの会員が、月1回の市街各地でのスケッチ、年1回のスケッチ旅行などを行っている。洋画家・山田守之客員講師によるアドバイスを受けながら、余暇を楽しんでいる。
第54回小樽チャーチル会展では、会員20名・講師1名の77作品が飾られている。スケッチ旅行で訪れた積丹の風景画、月1回のスケッチで描いた小樽運河などの油彩画が並ぶ。山田講師は、「この会の持ち味でもある、会員それぞれの個性が出てる作品を飾っているので、見る人は楽しいと思う」と品評していた。
入会して3年目の荒井武さん(72)は、「今回は、カジカなどの静物画を展示しているが、来年は風景画に力を入れたい。東京などの展覧会にも出展したい」と意気込んでいる。
第54回小樽チャーチル会展は、市立小樽美術館(色内1)で、4月4日(水)から8日(日)まで10:00~17:00。