4月15日(日)告示・22日(日)投開票で行われる小樽市長選挙で、「次の市長をこの目で見て聞いて確かめて投票してみませんか」と、小樽の未来を考える市民の会(江口彰代表)が、候補予定者3氏に公開討論会を呼びかけている。
この公開討論会は、選挙の時、候補者同士の政策論議が行われない日本の政治風土に風穴をあけるために、公開討論会を通じて政治家を選ぶというルールを根づかせる実践活動を行っている、公開討論会支援NGO“リンカーン・フォーラム”方式に基づいて行われる。
開催は、小樽市市民会館(花園5)で、4月13日(金)19:00~21:00の2時間を予定。パネリストとして招くのは、佐藤静雄(65)、森井秀明(34)、山田勝麿(68)の立候補予定者3氏。コーディネーターは、北海道大学公共政策大学院・宮脇淳教授。“小樽が抱える財政問題・病院移転問題・教育や福祉は!?”をテーマでの公開討論となる。
小樽の未来を考える市民の会・江口代表は、3月19日(月)、3陣営の後援会事務所を訪ね、参加の意思の確認を行ったところ、「山田現市長本人とは会えず、事務局長にお話をさせて頂いたが、来て頂けるかどうか分からない印象を受けた。ぜひ来てもらいたいのですが。森井氏の事務所では、本人と話が出来、積極的に参加したいとの確認が得られました。佐藤氏の事務所では本人がおらず、事務所の人に話をしたが、良く考えてもらえそうだ」と話していた。
公開討論会では、「正々堂々と意見を述べてもらい、オープンにしていきたい」とし、欠席した場合でもその理由を公表することにしている。出席か欠席かは、3月23日(金)までに確認することにしており、24日(土)には開催の有無が発表されることになっている。この公開討論会は、立候補予定者3人のうち、2人以上が出席する場合は開催される。
小樽市長選では、これまでにない初めての公開討論の参加呼びかけに、立候補を表明している3候補が、どう取り組むかが注目される。