日本コンチネンス協会北海道支部による排泄の基礎講演会「排泄ことはじめ」が、3月10日(土)14:00~16:00、小樽協会病院(住之江1)講堂で行われた。
日本コンチネンス協会は、排泄ケアに関する諸問題の解決方法の進歩と向上を目指す民間のボランティア団体。1989(平成元)年3月に「失禁勉強会」が始まり、各地域での充実した活動を目指している。
同支部(大科宣子支部長)は、小樽市民や医療関係者と排泄の基礎を学ぼうと、講演会を小樽で初めて開催。排泄のメカニズムの基礎から、失禁がなぜ起こるのか、また解決方法などを学んだ。
講演会には、医療関係者や一般市民など約20名が参加。大科支部長が講師となり、問題なく排泄ができるとは・排尿のしくみ・正常な排尿とは・運動機能障害による機能性失禁の対応方法などについて説明した。
「排泄までの意識や動作の一連をみると、どんなケアが必要かがわかる。失禁は早い時期に予防することが大切」と参加者に呼びかけていた。