早春の小樽に春を告げる甘エビ漁が3月4日(日)から解禁となり、早速、小樽市内の各市場に真っ赤な生きの良い甘エビが並び始めた。
小樽の甘エビ漁は、3月から解禁され12月までが漁期。小樽の近海で9ヶ月にわたって獲れるので、市場でも人気がある。
甘エビは、はじめはオスとして成熟し、ふ化後4、5年で性転換をしてメスになるという、特異な生態を持っている。主な産地は、北海道で、とろけるような甘みがあり、刺身として人気がある。頭を取り殻を剥いて刺身として食べる。頭部にあるミソを口ですすって食べると美味しい。取った頭は味噌汁にすると良いダシが出る。
解禁となった3月4日(日)には、市内で約600kgが水揚げされた。早速、市内の各市場に色鮮やかな甘エビの皿が並んだ。一山250gを350円で販売していた。
南樽市場(新富町12)の能田鮮魚店では、「活きが良すぎる。まだ生きているよ」と、市場を訪れていた兵庫県の修学旅行生に声をかけていた。「うわ~本当に生きている」と修学旅行生たちは驚きながら、味見をしてお土産に購入していた。