新病院基本設計者に久米設計!小樽市がHPで公表!


 小樽市の最重要課題となっている新市立病院建設問題で、小樽市は、3月26日(月)、「基本設計の設計者を決定しました」と、市役所HPで公表した。
 基本設計の最優秀者に株式会社久米設計札幌支社、次点者に日建・道日建設計共同企業体を決定した。公表されたのは、「市立小樽病院統合新築工事基本設計業務に係る公募型プロポーザル方式選定委員会審査結果報告書」で、審査結果などが記述されている。
 小樽市は、市立小樽病院統合新築工事基本設計業務の委託業者選定を、公募型プロポーザル方式によって2月から行っていた。プロポーザル方式とは、設計者の創造力や技術力、経験などを総合的に判断して選定するものという。
 プロポーザル方式による設計者の審査は、公平性、客観性を確保するためと、市職員以外に2人の学識経験者委員を加えた計10名により行われた。10人のうち、学識経験者2人を除く委員はすべて市の関係者という、公平性・客観性に疑問を抱かせる市役所主導の人選となっている。
 委員は、鈴木忠昭小樽市助役を委員長に、山田厚・小樽市総務部長、秋山義昭(小樽商大学長)・学識経験者、城守(小樽市医師会長)・学識経験者、鈴木隆・市立小樽病院長、馬渕正二・市立小樽第二病院長、磯谷揚一・小樽市財政部長、外岡立人・小樽市保健所長、嶋田和男・小樽市建設部長、小軽米文仁・市立小樽病院事務局長となっている。
 2月5日の第1回選定委員会から3月20日の第4回選定委員会までの審査を行い、提案6社のうち株式会社久米設計札幌支社を、7人の委員が総合点で第1位としたことから最優秀者として選定した。次点者は、日建・道日建設計共同企業体となっている。
 今後は、最優秀者を基本設計業務の受託者として随意契約の手続きを進めていくとしている。
 現在、この新市立病院建設問題は、市長選での最大の争点となっており、築港に移転新築を進める現職と、築港移転に反対する新人2氏との対立が明白となっており、選挙戦の結果次第では、この基本設計が白紙に戻される可能性もあり、市長選結果が注目される。

 新市立病院基本設計業務の設計者を決定しました


 審査結果報告書(PDF)


 株式会社久米設計札幌支社