元衆議院議員の佐藤静雄氏(65)が、3月8日(木)19:30から、小樽グランドホテル(稲穂1)で記者会見を開き、4月15日(日)告示・22日(日)投開票の小樽市長選へ立候補することを正式表明した。
佐藤静雄氏は、3月8日(木)18:00から、小樽グランドホテルで約150人の後援会員を集めて拡大役員会を開き、次期小樽市長選に立候補することを決定した。
佐藤氏は、ニセコ町出身。北海道議会議員3期、衆議院議員4期、国土交通副大臣を務めたことで知られている。自民党バリバリの保守系議員だが、今回は自民党を離れ保守系無所属として、小樽市長選に3人目の名乗りを上げた。
北海道第4区(手稲区・小樽市・後志管内)の2003(平成15)年11月9日の第43回衆議院議員総選挙と、2005(平成17)年9月11日執行の第44回衆議院議員総選挙に出馬したものの、2回とも民主党候補の鉢呂吉雄氏に議席を奪われた。自民党の2回選挙で敗れた人は公認しないとの規則で、参議院選全国区へ転出を狙い公認獲得に動いていたが、自民党の派閥関係から、公認が得られなかったことで、次期市長選への出馬を決めた。
次期市長選には、すでに3選出馬を表明している現職の山田勝麿市長(68)と市議の森井秀明議員(34)の2氏が立候補を正式表明しており、佐藤氏は、市長選では3人目の出馬表明となる。これにより、次期市長選は、三つ巴の戦いの構図が浮かび上がった。
佐藤氏は、7日(水)に自由民主党に離党届を提出しており、今回は、保守系無所属での出馬となるが、長い間、自民党の国会議員をしてきたことから、自民党支持層の票の取り込みを目指すことになる。このため、すでに、自・公・民・連合小樽の推薦で出馬に踏み切っている山田陣営に、微妙な影響を及ぼすことになる。
佐藤静雄氏は、8日(木)にA4版8ページの「佐藤静雄のマニフェスト 小樽再生のための基本政策 このままでは第2の夕張になる 市長の給料は貰いません 無給市長宣言」を発表した。
マニフェストは、無給市長宣言、市立病院は現在地でリフォーム合併を、「行財政改革」より合理的で効果的な市政を実現、佐藤静雄と新たな一歩の4項目よりなっている。(マニフェストはこちら)
中でも、トップに上げられているのが市立病院の新築移転問題で、現在地でのリフォーム合併を主張している。行財政改革では、1,400億にも上る借金と累積赤字の解消策は産業の活性化で行うとしている。
佐藤氏は、記者会見で、「自民党の参議院公認が、私を通り越して次の人になってしまったので、今まで通り追いかけていても駄目だな、引退に追い込まれると思い、政治生活最後の集大成として市長選に出馬する」と述べた。
(立候補予定者) |
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