小樽と中国上海などの主要港と結ぶ「小樽~中国定期コンテナ航路」が、これまでの週1便から週2便体制になり、3月21日(水)13:30、最初のコンテナ船が小樽港に到着した。
週2便体制の始まりで、小樽港・港町ふ頭コンテナヤードに最初の貨物船「リョウガ」(パナマ船籍・6,543トン)が停泊。小樽市などの歓迎セレモニーが、船内で行われた。
このコンテナ航路は、ツネイシホールディングス株式会社神原汽船カンパニーが、2002(平成14)年9月から週1便体制で運航していたが、日用雑貨品などの取扱貨物が年々増加したため、3月21日(水)から週2便体制の運航を開始。
これまでは、「ハイビスカスアイル」と「ココパームアイル」の2隻で、大連・青島・上海・新潟・小樽に寄港していた。週2便化した21日(水)からは、「リョウガ」と「ランハイ」の2隻を追加し、上海・寧波・金沢・富山・新潟・小樽に寄港する。同船は、ガントリークレーンで貨物の搬出入を行い、夕方16:00頃には中国へ向けて出港する。
このため、21日(水)13:30に港町ふ頭に入港した「リョウガ」のブリッジで、小樽市や郵船海陸などの関係者約20名が集まり、歓迎訪船を行った。
小樽市・山崎範夫港湾部長は、「今後ともこの航路を継続的に運航していくために、われわれ地元の人間も努力し、船を運航する皆様と協力しながら、貨物の集荷活動や本船がスムーズに入港出来る体制づくりを更に進めていきたい」と挨拶した。同船のガウデニッシュ・デュマピアス船長は、「歓迎セレモニーをして頂いて大変嬉しく思います。日本人の方のおもてなしは本当に素晴らしい。ありがとうございます」と笑顔で花束を受け取っていた。