3月27日(火)、小樽市の人口は、ついに13万人台に突入した。
これは、小樽市戸籍住民課の日々の人口統計(増減表)から判明したもので、3月26日(月)140,030人だった人口が、27日(火)には102人減少して、累計139,928人となり、とうとう13万人台に突入した。28日(水)にも64人が減少し、139,864人となっている。
市の人口のピークは、1964(昭和39)年9月の207,093人で、以後減少傾向となり、1994(平成6)年に15万人台、2001(平成13)年12月には14万人台になっていた。以後、5年3ヶ月で1万人の人口が減少、3月27日についに14万人台を割り込み、13万人台となった。
自然動態では、出生者よりも死亡者が多く、社会動態では、転入者より転出者が多いという、人口減少傾向がずっと続き、右肩下がりのカーブを描いている。今年に入っても人口減はさらに進み、2月末の人口140,585人と、13万人台突入が目前に迫っていた。
市外への転出が多い3月に入ると、転出傾向がさらに強まり、10日(土)までに36人減少、20日(火)まででは277人減少となり、27日(火)に13万人台を記録した。
4月に入ると、今度は転入者が多くなり、一時的に14万人台を回復するが、人口減少傾向が止まらぬ限り、今年度には再び13万人台を数えることになる。
戸籍住民課では、「どうしても3月は転出が多いので13万人台まで減ってしまう。しかし、過去3年では、4月になると転出者の半数ほどの転入者があるため、また14万人台になるだろう。しかし、このまま人口減が進むと、平成19年度中には再び13万人台に突入する。僕たちにはどうすることも出来ない」と、頭を悩ませていた。
人口減少が加速しているのは、小樽市経済の衰退を物語っているものでもあり、少子高齢化が一層加速していることもあり、有効な経済活性化策の具体化で、人口減ストップへの歯止めが迫られている。
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