小樽の老舗寿司店「蝦政鮨」が消えた!


ebimasa.jpg 小樽花園1丁目の函館本線高架下脇にあった創業50年の老舗寿司店「蝦政鮨」が、突如、店を閉めて消えた。
 小樽蝦政鮨は、老舗寿司店として、小樽では知らない人がいない有名寿司店のひとつ。テレビや雑誌などでも何度も取り上げられており、市民や観光客で一時は賑わっていた。
 店に隣接する花園パ-キングの関係者は、「19日(月)の夜に逃げてしまって、20日(火)からいなくなってしまった。けっこう厳しいという話はあった」と、不渡りを出したという。
 店主たちが消えて、一週間たった同店の店先には、「火(2/20)・水(2/21)の両日休業させて頂きます」の張り紙があり、袋に入り溜まった新聞紙が風に揺れていた。
 寿司の街小樽での老舗店の突然の逃散劇に驚く市民も多い。「蝦政は値段が高かったから、段々、客足が遠退いたのが原因ではないか」と話す市民もいた。
 不渡りで、逃げ出さざるを得ない状況は、小樽経済の活況のなさを象徴しているものでもあり、「小樽の街もここまで衰退してしまったのか」と指摘する人も多い。「他人事ではない寿司店の閉店が連鎖反応を起こさなければよいが」と、危惧する寿司店主もいた。

 蝦政鮨HP