小樽市保健所(外岡立人所長)は、全国的にインフルエンザ流行期を迎え、市内小中学校でも学級閉鎖が相次いでいることから、2月26日(月)、インフルエンザ注意報を発令した。
市保健所では、インフルエンザ注意報は、市内の定点医療機関における1週間の患者報告数が、定点あたり10を超えた場合に発令することとなっており、このたび15.0となったとしている。
このため、小樽市でも感染症発生動向調査における注意報レベルに達したとして、26日(月)に注意報を発表し、注意を促している。2月下旬で注意報が出されるのは、例年よりも遅いという。
特徴としては、B型の報告も見られるものの、A型の報告が多くなっており、4つの小学校で低学年を中心に学級閉鎖が報告され、中学校1校でも学級閉鎖の報告があった。今後、学級閉鎖が増加する可能性があるという。
「流行期に備え、咳や熱のある人は、必ずマスクを着用するなど、予防対策を積極的に実施していくことが重要です。また、ほかの人へ感染させないために、インフルエンザと診断を受けた場合は、解熱後2日間、もしくは抗ウィルス薬を内服した場合には、内服期間中は自宅で安静にすることが大切です」と、注意を呼びかけている。