オルゴールの海鳴楼が倒産状態に!


kaimeiro1.jpg オルゴール海鳴楼(色内1・塚原ふさ子代表取締役社長)が、資金繰りが悪化し、事実上の倒産に追い込まれていることが分かった。
 オルゴールの製造販売で知られる海鳴楼は、アンティークオルゴール・コンサートや手作りオルゴール、製品の販売などで、市内にヒルトン小樽店など数店の店を構えている。
kaimeiro2.jpg 1990(平成2)年7月に設立。2002(平成14)年には、市内臨港線沿いにある市の歴史的建造物を購入し本店を移転するなど、事業を拡大していた。2006(平成18)年には、中央バスの運河ターミナルにも出店を果たしていた。
 しかし、1997(平成9)年を境に売上げが減少を続け、本店購入資金の返済などや新規出店費用などがかさみ、資金繰りに追われていた。負債総額は2億5,000万円で、事後処理を弁護士に依頼し、任意整理で債務の減額と利息の免除を求めることにしている。
 このニュースが市内に流れると、塚原社長の講演を聴いた青年会議所会員が、「えっつぶれたの?知らなかった」とびっくりしていた。本店の一部店舗は営業しているものの、奥まった店舗は閉められ、ひっそりとしていた。従業員も、「僕らは何も分からないんですよ」と、困惑の表情だった。

 オルゴール海鳴楼HP