冷たい風が吹きつける石狩湾新港(銭函5)に、2月5日(月)10:30、米海軍第7艦隊所属のイージス艦「ステザム」(8,800トン)が初入港した。
「ステザム」は、荒天の影響で9:00の入港予定から1時間半遅れ、10:30に入港した。その灰色の船体が徐々に岸壁に近づき、10:45、石狩湾新港管理組合(管理者・高橋はるみ知事)の小樽市銭函にある西地区多目的国際ターミナルに、タグボートに押されゆっくりと着岸した。同港に入港するのは初めてだが、入港反対の声も上がる中、錨を下ろした。
上空にヘリコプターが飛行する中、灰色の船体の甲板の上では、赤い作業服をまとった乗組員たちが動き回り、着岸の準備に追われていた。乗組員たちは、甲板に並んで、初の石狩湾新港からの風景を眺めていた。
入港の目的は友好親善で、2月5日(月)から9日(金)まで停泊する。乗組員約300人のうち、最大で255人が上陸する予定。
着岸した同船のポールJ.ライオンズ米海軍中佐(艦長)が、「米艦船が石狩湾新港に初めて寄港出来たことを大変喜んでいます。今回は友好親善が目的で、さっぽろ雪まつりを見学したり、スノーボードなどを体験出来ることを楽しみにています」と挨拶をした。
「ステザム」の乗組員たちは、5日(月)・6日(火)・7日(水)が自由行動となっており、雪まつり会場などを見学することになっている。
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