小樽と札幌を舞台にしたNHKの道産ドラマ「雪あかりの街」が、2月8日(木)にクランクインし、小樽市内各所で撮影が始まっている。17日(土)には、雪あかりの路の小樽運河や北運河でロケが行われた。
「雪あかりの街」は、NHK札幌放送局が5年ぶりに制作する道産ドラマ。人気タレントや売れっ子脚本家を起用せず、「地域の放送局だからこそできるドラマを作りたい。北海道の魅力とパワーを、全国に向けて発信する挑戦」と小樽・札幌でロケを進めている。
物語は、冬の小樽・札幌を舞台に、離ればなれに暮らしていた家族の絆の再生を描く。競技舞踊(社交ダンス)部に所属する北大3年の女子大生(21)が主人公(ヒロイン)。小樽に住む元恋人から「町のイベントのために浮き球を作るよう、硝子職人の父に頼んでくれないか」と言われ、父との再会を決意することから始まる。
1時間ドラマのうち約45分間が小樽のシーンで、小樽ロケは、15日(木)から行われている。JR小樽駅や開催中の小樽雪あかりの路の運河会場などが使われている。17日(土)には、昼間の小樽運河でロケが実施された。小樽フィルムコミッションのエキストラ会員27名も参加。悩みを抱えるヒロイン役の木村愛理さんが、色々な人の話を思い出しながら運河散策路を歩くシーンの撮影が行われた。
小樽フィルムコミッションでは、「普段の小樽の人々の生活や浮き玉職人、漁師の話など、小樽の今と昔が分かる作品。小樽がたくさん紹介されるので、とても期待している」と話している。
「雪あかりの街」は、5月25日(金)19:30から、NHK総合テレビで北海道で先行放送する。全国放送は時期未定。