小樽市と友好交流協定を結んでいる韓国ソウル市江西(カンソ)区の“ソウル湖西専門学校”の12名が、30日(火)16:00、小樽市役所に山田勝麿市長を表敬訪問した。
小樽市と江西区は、2003(平成15)年から友好交流が始まっていた。2005(平成17)年11月に、民間交流団体として江西区韓日親善交流協議会が発足し、2006(平成18)年3月に小樽日韓友好親善協会となった。同校では、3年前の小樽短期大学との交流プログラムがきっかけで、毎年、小樽市内研修プログラムを実施している。
30日(火)に市長を訪問した学生たちは、観光経営学科の2年生など11名とキム・ジュスン教授。同校は、7年連続で就職率100%と言われ、昨年小樽に訪れた学生たちは観光関連の仕事に就き、小樽を広く宣伝しているという。
市長応接室では、山田市長が「今年は雪が少ないんですよ。昨日から今朝にかけて雪が18cmほど積もったのですが、すぐに溶けてしまいました。小樽は観光都市と知られ、有名になった理由は小樽運河です。昔40mあった幅を埋め立てるか残すかなどの論議が全国に知られて有名になったんです。現在は700万人の観光客が訪れていますが、その1割しか宿泊してもらえません。それが、最大の課題となっています。今回の滞在の中から意見をたくさん頂ければ嬉しいです」と挨拶した。
キム教授は、「小樽市長をはじめ市民の方々から歓迎され、嬉しく思います。小樽が抱える観光の問題の解決策をぜひ見つけていきたい。そして、小樽の宣伝大使になれるようにがんばります」と話した。
この後、市長や学生たちとの懇談の場が持たれ、日本語を勉強しているというイ・ソクファさん(20)は、「はじめまして。湖西専門学校の2年生です。趣味は映画鑑賞です」と自己紹介していた。
この小樽市内研修プログラムは、1月29日(月)から2月9日(金)までの12日間で、NPO法人歴史文化研究所のもと、小樽の歴史などを勉強するため、ミュージアムツアーや商大見学などが行われる予定。
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