スロバキア国立オペラによる“カルメン”が、1月21日(日)14:30から、小樽市民センター・マリンホール(色内2)で上演された。
日本スロバキアオペラ交流委員会(代表・長谷川洋行 森ヒロコ・スタシス美術館長)が主催し、小樽では5回目の公演となり、今回が最後の上演となる。
一流の国立オペラであるスロバキア国立オペラが、小樽のような小さな街で見られることは滅多にない。ヨーロッパでは庶民の娯楽としてオペラが上演されており、日本では考えられないほど低料金で見られる。長谷川代表はそのことに衝撃を受け、1999年から地方公演を開催してきている。
21日(日)は、世界で最も大衆に愛されているオペラ“カルメン”を上演。フランスの作曲家ジョルジュ・ビゼーの最高傑作で、全4幕を上演すると3時間にもなるが、今回は、見せ場から見せ場へとナレーションで巧みにつなぎ1時間に凝縮しての公演。
会場には約420名の観客が訪れ、満席の盛況となった。ステージと観客席が隣合わせで、見せ場の迫力ある歌声には、観客たちも思わず圧倒され、大きな拍手と歓声が送られた。市内住吉町の40代女性は、「迫力が伝わってきて、本当に感激している。オペラは好きで良く札幌に聞きに行くが、今後も小樽で庶民的にやって頂けると嬉しい」と話していた。
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