三連休明けの1月9日(火)の小樽市内は、久し振りの積雪に見舞われ、市民は早朝から雪投げに追われた。
6日(土)から8日(月)にかけて、市内は急速に発達した低気圧の影響で大荒れの天候となった。8日(月)深夜から朝にかけては、吹雪き模様となり一気に降雪が深まり、9日(火)8:00には、積雪39cmと今年の最高を記録した。雪の後の早朝から晴れ間がのぞき、市内一円に銀世界が広がった。
市内観光名所の小樽運河浅草橋街園やJR小樽駅前中央通り、いなきたコミュニティーセンター周辺などでは、早朝から雪投げする市民の姿が多く見られた。
長靴や厚手のコート、手袋を身につけた市民や商店主などが、「久々の雪投げだ」、「とうとう降りましたね。久々にやると腰が痛い」、「降ったけれども、まだ少ないからいいよ」と、懸命の除雪作業をしていた。
1月9日の毎年の平均積雪は55cmとなっているが、豪雪となった昨シーズンの9日の積雪は143cmとかなり多かった。雪投げする市民は「昨年のこともあったから、今年は随分楽に感じる」と話す人が多かった。
札幌管区気象台は、「後志北部・西部では、10日明け方にかけ北西のち西の風が海上で強く、陸上はふぶくでしょう。また、後志地方で大雪の恐れがあります。突風や高波、大雪やふぶきによる交通障害、なだれに注意して下さい」と注意を呼びかけている。