暖冬で小樽市内スキー場が悲鳴!


sky2.jpg 2007年1月に入り、小樽市内の平均気温がほとんどプラス気温と温かく、まだ一度も降雪がない。このため、小樽市内にある3スキー場は、積雪が少なく年末年始の最も利用客の多いスキーシーズンに、例年より客が少なく悲鳴を上げている。
 市内小中学校は冬休み中で、例年なら子供たちは、市内の最寄りの3スキー場であるスノークルーズオーンズ・朝里川温泉スキー場・小樽天狗山スキー場で、スキーに興じている。しかし、今年は暖冬の影響で積雪が続かず、ゲレンデ状態が悪く、客足が伸び悩んでいる。
 スノークルーズオーンズ(春香町)は、人工雪で道内一早くオープンし、現在は全コース滑走可能だが、例年100cmの積雪も今年は半分の50cmもない。「雪が降らず、例年の半分しか積もっていない。お客さんが3割から4割減少し、スキー客が一番多い1月にこの状態では、今シーズンはもう諦めました」と頭を抱えて悲鳴を上げている。
sky1.jpg 朝里川温泉スキー場(朝里川温泉)は、例年は山麓で80cm近く積もるが、今年は50cmの積雪しかない。年が明けてからは一度も雪が降らず、雪が溶けて水が流れ出しているところもある。そのまま凍りアイスバーンになるところもある。初級者には滑りづらく、売り上げも伸び悩んでいるという。
 小樽天狗山スキー場では、1月6日(土)、家族連れ客やスキー教室に通う子供たちの歓声が響き渡っていた。同スキー場によると、「1月・2月はスキー教室や市内小中学校のスキー授業などが行われるので、雪が少なくても今のところは影響はない」としている。しかし、積雪は例年より100cmも少なく山頂で95cm、山麓で45cmとなっており、ダイナミックコースや新コース(上部)では、まだ積雪が足りず滑走出来ない箇所もある。
 札幌管区気象台によると、6日(土)夜から8日(月)にかけて、風が強くなり大雪となる恐れがあるとしているため、各スキー場では、「雪は降ってほしいが、あまり吹雪いてしまうと、かえってお客さんが来なくなってしまう」と頭を悩ましていた。