2007年元日(月)0:00、小樽市内各寺から一斉に「除夜の鐘」が街に鳴り響いた。
2006年から2007年と年越しの小樽市内は、暖冬で雪が少なく温かい新年の幕開けとなった。市内各寺に「除夜の鐘」を打ち鳴らすために駆けつけた市民も、「今年は雪が少ないね」、「例年より温かくて歩きやすい」と話しながら、鐘を突く列を作っていた。
龍徳寺(真栄1)を訪れた市内の主婦は、「龍徳寺は市内の中で一番大きな寺なので、新しい1年を元気に過ごせるように、毎年鐘を鳴らしに来ているんです」。
本願寺小樽別院(若竹1)や量徳寺(入船1)でも、多くの人が整理券を手に、例年通り、長い列を作っていた。
「ゴーン」と街中に静かに響く除夜の鐘とともに、小樽の三大神社のひとつ住吉神社(住之江2)には初詣の人たちが集まった。「また新しい年の始まりだね」、「今年の目標は何にしようかな」と本殿に上り、初詣を済ませていた。
参拝の後には、恒例のおみくじで「やったー大吉だ。嬉しい。初めて大吉が出たよ」と喜ぶ声が境内に響いていた。