多くの小樽市民や外国人ボランティアなどの協力で、心温まる冬のイベントとして親しまれている「小樽雪あかりの路」が、第2回JTB交流文化賞の「最優秀賞」に選ばれた。
同賞は、旅行業界大手のJTBが、地域の魅力を創出し活性化に取り組んでいる組織・団体を対象にした「交流文化賞」と、一般の旅行者を対象にした「交流文化体験賞」の2部門で構成されている。
今回、「小樽雪あかりの路」が選ばれたのは、「交流文化賞」の最優秀賞。全39作品の中から見事選ばれた。「小樽運河や手宮線の廃線跡を利用して市役所職員が手作りで始めたイベントが北海道の冬の風物詩にまで成長。景観保存から通年観光への努力と継続性、市民ボランティアと観光客との交流、外国人ボランティアの参加など官民をあげてますます拡大している」ことが高く評価された。
同実行委では、「雪とろうそくという身近な素材を利用した市民ボランティアによる手作りのイベントですが、地域の魅力づくりの取組として高く評価していただき、実行委員会スタッフ一同喜んでいる。おもてなしのあかりをともし続けてきたボランティア・スタッフにとっても大きな励みになる。より多くの人に愛されるイベントになるように頑張っていきたい」と受賞を喜んでいた。
同実行委には賞金100万円が贈呈される。贈呈式は、1月25日(木)に新宿・京王プラザホテルで行われるため、山田勝麿小樽市長、長瀬幸一経済部観光振興室長、本吉定事務局長の3氏が上京した。
ゲットした100万円の賞金は、「小樽雪あかりの路」が2008(平成20)年に節目の第10回の開催となるため、その資金に当てる予定だという。