市立小樽美術館(色内1)では、1月最終の週末となった27日(土)・28日(日)には、3つの展覧会が同時開催され、1階から3階までの会場では異次元空間が広がっていた。
旧日銀小樽支店(金融資料館)向かいにある市立小樽美術館には、日本を代表する風景画家・中村善策記念ホールが1階に、常設展示室が2階に、市民ギャラリーが3階にあり、小樽の美術鑑賞の拠点となっている。
3階市民ギャラリーは、市民による美術品等の行事に使用する。24日(水)から28日(日)まで、2006年度小樽市小・中学校図工美術展(主催:小樽市教育委員会・小樽市教育研究会)が開かれ、図工の授業での児童の作品1,150点が並んだ。天衣無縫な子供たちの作品が、見る人に懐かしさとあたたかさを感じさせる空間が広がっていた。
2階常設展示室は、小樽のゆかりの作家の作品を中心に展示する。現在、小樽が誇る版画家・一原有徳氏の企画展「版の魔力 96歳のドローイングとともに」が、27日(土)から始まっている。 このフロアには、見る人を思わず異空間に誘いこむ、美術家の独特な世界が広がっている。圧倒的な力感の作品が迫力をもって見る人に迫ってくる。黒を基調とした作品が不思議な空間を醸し出している。
1階は、日本を代表する風景画家、中村善策の作品と資料を紹介する。27日(土)からは、「水面の詩情」と題した作品展が開催されている。ゆったりとしたフロアの壁に中村善策の多くの風景画が展示されている。小樽や東京など各地の風景が独特の筆致で描かれ、見る人に心和む雰囲気を与えてくれる。
27日(土)・28日(日)には、この3つの展示会が重なって開かれ、多くの人が足を運んでいた。3階には家族連れが多く、子供たちの作品を鑑賞していた。2階・1階の展示室には、美術愛好家がゆっくりと小樽ゆかりの美術家の作品を鑑賞していた。
「一原有徳・版の魔力 96歳のドローイングとともに」と中村善策の「水面の詩情」は、1月27日(土)から5月20日(日)まで。一般300円、高校生・市内在住の満70歳以上150円、小中学生・障害者無料。問合せ:0134-34-0035
27日(土)・28日(日)には、この3つの展示会が重なって開かれ、多くの人が足を運んでいた。3階には家族連れが多く、子供たちの作品を鑑賞していた。2階・1階の展示室には、美術愛好家がゆっくりと小樽ゆかりの美術家の作品を鑑賞していた。
「一原有徳・版の魔力 96歳のドローイングとともに」と中村善策の「水面の詩情」は、1月27日(土)から5月20日(日)まで。一般300円、高校生・市内在住の満70歳以上150円、小中学生・障害者無料。問合せ:0134-34-0035