今年初めて、正月三が日明けでの仕事始めとなった小樽市役所では、4日(木)10:30から、山田勝麿市長が年始市長記者会見を開き、今年の課題について説明した。
市長は、財政再建、小樽駅前第3ビル周辺地区第一種市街地再開発事業、中国定期コンテナ航路取扱貨物などについて話した。
財政再建では、「病院会計の44億円の不良債務を病院事業会計の経営努力と一般会計の繰出しによって解消しなければいけませんので、財政再建推進プラン実施計画を更に踏み込んだ取組みを図っていかなければいけない」とし、平成19年度には職員の給与10%カットなどを図っていくという。
駅前再開発事業では、「今年1月には市街地再開発組合が設置され、6月末には解体工事、9月初めには再開発ビルの本体工事に着手するなど具体的に動き出し、完成は平成21年3月末を目指している。ホテルのキャパが増えることを目指し、通過型観光から宿泊型観光に変え、現在の70万人の宿泊客から100万人を超える宿泊客を目指して取り組んでいきたい」と述べた。
中国定期コンテナ航路の貨物取扱については、「平成14年に開設して以来、5年目を迎えた中国とのコンテナ航路の貨物取扱量が4年連続で増加し、週2便体制に弾みがついた」などと語った。
市役所各部の平成18年中と19年以降の取組みについては、記者会見の資料で確認して下さい。