小樽市内でノロウィルスによる感染性胃腸炎の集団発生が拡大する中で、小樽市保健所(外岡立人所長)は12月19日(火)に、市内の社会福祉施設の2名の便からノロウィルスが検出されたと発表した。
同施設では、12月9日(土)から18日(月)までに、累計で24名(職員12名・入所者12名)が、嘔吐・下痢の症状を呈し治療を受けた。このうち2名からノロウィルスが検出されたため、市保健所は、ノロウィルスによる感染性胃腸炎と判断した。
同保健所では、当該施設に対し、発病者等の行動制限や勤務制限、他の入所者の健康状態の把握、手洗いの励行、施設内の清潔保持等の感染防止について指導を行った。
ノロウィルスの感染拡大を受け、保健所では、忘年会シーズンに入り、人の出入りが多い大型飲食店等を対象に感染性胃腸炎の拡大防止の指導も行っている。
「トイレやドアノブ等の消毒の徹底(2~3回/日の実施)」・「トイレに至る通路や洗面所等の衛星管理」・「吐物等が見られた場合の迅速な処理と消毒液の設置」・「発症した従事者に対する業務自粛や自宅療養」の4つに重点をおき、注意を呼び掛けている。
問合せ:0134-22-3110 健康増進課