オルガンの柔らかな音色と心地よい朗読が広がる、小樽文学館(色内1)の「アンティーク・オルガンと朗読の夕べ」が、12月16日(土)16:00~17:30、同館カフェ・コーナーで行われた。
これは、同館の恒例イベント大人のための読み聞かせ「名作の時間」。16日(土)は、今年最後の開催となりクリスマス・スペシャルとして、小樽公園教会オルガニスト・中村祐子氏と五十嵐和子と池田喜美栄と加藤瑠璃子の3氏の朗読が披露された。
約50名の来場者が集まり、「賢者の贈り物」(オー・ヘンリー)、「木炭日和」(村田喜代子)、「未知なる隣人の真心」(かとうゆりこ)、「回想電車」(赤川次郎)の4作品が朗読された。「回想電車」では、深夜の電車に乗った男が、昔の恋人や同僚、一期一会の出会いをした親子と会い、一夜のうちに過去と未来が交錯する話。朗読のあとにはオルガンの音色が会場に広がり、市内の女性は、「オルガンと朗読の組み合わせがとても素晴らしい。ぜひ、また、来たいです」と話していた。
会場には、キーホルダーなどの小さなクリスマスプレゼントが、ミニクリスマスツリーの側に置かれており、来場者たちはひとつずつクリスマスプレゼントに手を差し伸べていた。