国立大学法人小樽商科大学(緑3・秋山義昭学長)の大学院に、初の博士課程が、2007(平成19)年4月1日から開設されることになった。このための募集要項が、12月6日(水)から配布され始めた。
小樽とともに歩みを続け95年の歴史を誇る小樽商大は、商学専攻の単科大学として多くの卒業生を輩出し、2006年の出世出来る大学では、全国の第5位にランクされるなど評価が高い。
1971(昭和46)年には、大学院商学研究科(修士課程)を設置していた。今回設置された博士課程は、2年の修士課程を博士前期課程とし、後期3年の課程を博士課程とする「小樽商科大学大学院研究科現代商学専攻博士後期課程」。
特定の研究テーマについて研究を深め、研究成果を博士論文に結実させ、商学博士の学位が取得出来る。学部・修士課程・博士課程の一貫した体制の設置で、順調にいけば小樽商大には3年後に、待望の自前の博士が誕生することになる。
博士後期課程の修業年限は3年で、入学定員は3名、収容定員は9名としている。出願受付期間は、平成19年1月5日(金)から18日(木)までの予定。入学試験の実施は、2月10日(土)、11日(日)となっている。
秋山学長は、「長年の悲願だった大学院博士後期課程の設置が、ようやく認可され、平成19年4月より開校します。博士学位を取得し、学際的・融合的な視点から実社会で活躍したいという高い志に燃えた学内・学外の皆さんのチャレンジをお待ちしています」と、今後の展開に期待を寄せていた。
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