12月28日(木)に43年の歴史に幕を閉じる小樽市青少年科学技術館(緑1)は、20日(水)11:00から、閉館記念事業開会式を行った。
市内緑小6年生40名と関係者約40名の計80名が参加し、教育委員長の挨拶やテープカット、くす玉割りで43年の歴史に別れを告げた。
20日(水)からの閉館記念イベントでは、科学技術館の開館当時の懐かしい写真やポスターを展示する「科学館なつかしの写真展II」や、ビー玉万華鏡やスライムなどを作る「工作・実験フェスタ」が、28日(木)まで行われている。同時に通常の工作・実験コーナーや12月のプラネタリウム「冬のどうぶつえん~やぎ座さんをさがせ」も行っている。
開会式のあと、関係者たちは「科学館なつかしの写真展II」の写真やポスターを見ながら、「懐かしいわね」、「僕の子供の時のないかな」などと話していた。
1963(昭和38)道内3番目にオープンした同館は、長年小樽市内の子供たちに科学の夢を育んだ。実験や実習で科学を学ぶジュニアクラブは、多くの子供たちから人気を博し、申込みするために朝から長い列が作られたこともあるという。
しかし、学校の科学室の充実や札幌への流出など、科学館の入館者は徐々に減り、建物の老朽化も懸念され、来年7月オープン予定の新博物館(旧交通記念館)に統合されることになった。
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