おもてなしの心豊かな”おたる人”を育てる小樽観光大学校(山田勝麿大学校長)の「おたる案内人1級用講座」が、12月12日(火)18:30、小樽商科大学(緑3)105号室で開講した。
山田市長を大学校長とする小樽観光大学校は、小樽市・市内経済団体・小樽商大などの官・産・学の組織で運営する。小樽の観光産業を支える人材の育成とおもてなしの心を育てることを目標として、小樽の文化や歴史などの知識を深めるための講座と検定試験を実施する。小樽の歴史、自然、政治・行政、経済、生活文化、観光施設など10項目を含むB5版300ページのテキストを用意し、1級と2級の2種類の講座・試験を行う。
12日(火)は1級用の講座が小樽商大で開講し、61名の応募者が会場に訪れた。山田大学校長は、「小樽は観光都市として有名になり、小樽の観光産業は小樽の基幹産業になりました。小樽観光大学校で、小樽の観光を支える人材の育成と観光客に対するおもてなしの心を育てることが重要だと思います。今日から5回の講座を用意しておりますが、ぜひ、全部の講座を受けてもらい、検定試験に合格して頂きたい」と挨拶した。
第1回の講座は、NPO法人歴史文化研究所の石井伸和副代表理事の「小樽歴史概論」。近世から近代、明治から大正、昭和初期、戦中・戦後など時代を追って、小樽の歴史・文化を説明した。第2回からは、より専門的な講座が開講される。
受講者61名は、平成19年1月28日(日)に実施される試験を目指し、メモをとりながら熱心に講義に聞き入っていた。