小樽日銀通り、プラタナス並木の落ち葉拾い! 


planetree.jpg 小樽市民のボランティア団体が集まり、11月23日(木・勤労感謝の日)午前、日銀通りのプラタナス並木の落ち葉拾いを行った。
 これまで日銀通りのプラタナス並木は、例年11月初めに他の市道の並木と同じく、ほとんどの枝を無惨に切り落とす強剪定が行われていた。すっかり刈り込まれて丸裸にされたプラタナス並木は、枝も無く寂しそうに佇んでいた。
 このため、剪定方法をめぐって市議会での質疑を受け、日銀通り景観協議会(中村全博代表)が小樽市と協議し、この通りをモデルケースとして、基本的に無剪定か弱剪定することで2004(平成16)年秋に合意し、枝を残す方式を2年間実施してきた。
 これにより、落葉時期に枯葉が道路や歩道に散乱する状況となったため、小樽市議会の山口保議員の呼びかけで、日銀通り景観協議会と小樽緑のまちづくりの会が主催し、23日(木)に落ち葉清掃活動を行った。
planetree1.jpg 小樽おもてなしボランティアの会、小樽観光ガイドクラブや小樽市職員のボランティアなど約30名が参加。22日(水)の強風の影響で落ち葉の散乱が多く、吹雪のため落ち葉の上に雪が積もり、作業量も大幅に増えた。オーセントホテル前のバス通りから臨港線までの日銀通り約450mを、それぞれ手分けして作業に取り組んでいた。
 山口議員は「市職員からも、たくさんのボランティアが取り組んでくれ大変嬉しい。当然、毎年実施していく」とプラタナスの葉を拾い集めていた。
 観光都市小樽では、妙見通り再生や運河公園内の桜植樹・手入れなどの取り組みが市民の手で進められている。行政に頼らず、金をかけないで、観光都市にふさわしい街を作る心優しきボランティア団体が、新たな小樽の魅力創造の一役を担っている。