小樽市民に長年親しまれてきた小樽公園(花園5)内のこどもの国の解体工事が進み、子供たちが歓声を上げていた遊具も無残に取り外され、15日(水)には更地となってしまった。
小樽市の財政難のあおりで閉園となったこどもの国の解体工事は、10月18日から始まっていた。初雪の便りもあり、雪の積もる前に1,320万円の解体費をかけて急ピッチで行われている。
11月に入ると、子供たちの夢を育み、大人に懐かしさを蘇らせていた日本一小さい観覧車やコーヒーカップなどの人気の遊戯施設も取り外された。
現在は、遊具施設の隣にあった子供動物園の解体作業が行われている。工事は12月20日まで行われる予定。
小樽市民に夢を与えた遊具施設の解体には、市民からも関心が寄せられ、工事の様子を写真に撮り、ブログに掲載している人もいる。
無残に消え去るこどもの国とともに、小樽の街が持つ独特の懐かしさも同時に消え去ってしまった。(写真提供:Otaru Color)