山田勝麿小樽市長を校長とする「小樽観光大学校」の“おたる案内人”検定試験公式テキストブックが完成し、11月7日(火)から市内主要書店で販売されることになった。
小樽観光大学校は、おもてなしの心豊かなおたる人を育て、“おたる案内人”の検定試験を行う。小樽市・市内経済団体・小樽商大などの産・学・官の組織で運営する。観光産業を支える人材の育成とおもてなしの心の醸成を目標とし、小樽の文化・歴史などの知識を深めるための講座・検定試験を、1級と2級の2種類実施する。
完成したテキストはB5版の300ページ。小樽の歴史、自然、政治・行政、経済、生活文化、観光施設など10項目からなる。NPO法人歴史文化研究所が作成した。中学生にも読めるようにと、ルビが振ってあり、写真も多く使われ、分かりやすいものとなっている。同校の西條文雪運営委員長は、「当初は200ページの予定だったが、300ページにもなった。中身は充実している。このボリュームで2,100円はとても安い」としている。
校長の山田市長は、「多くの人に講座を受けてもらい、出来れば1級を目指して頂きたい。高校生以下の人たちも受けることが出来ますので、将来の小樽観光従事者の育成が出来ると思います」と話していた。小樽観光協会の佐藤公亮会長(副大学校長)は、「もっと早くこうした取り組みをしなければいけなかったが、遅ればせながらも、今年12月から講座を開講し、1月に検定試験を行います」
おたる案内人1級講座は、内容を詳しく理解するため講座受講必須となっている。5講座中4講座以上の受講が1級認定条件。受講料15,000円(税込)、1級受験料3,000円(税込・受講料とともに)。日程は、第1回12月12日(火)から第5回2007年(平成19)年1月23日(火)18:30~20:00・全5日。講座・試験ともに、申込は11月10日(金)から30日(木)まで。会場は小樽商科大学(緑3)。
2級講座は、検定試験合格を目指す1日コースで、テキストのおもな重要ポイントを解説する。受講料5,000円(税込)・高校生以下は2,500円(税込)、2級受験料3,000円(税込)。日程は、第1回2007(平成19)年1月7日(日)、第2回1月14日(日)各日とも10:30~16:10。講座・試験ともに、会場は小樽商科大学(緑3)。講座申込11月20日(月)から12月11日(月)まで。試験申込は12月1日(金)~2007(平成19)年1月15日まで。
2種類とも検定試験の内容と試験日2007(平成19)年1月28日(日)は同じだが、1級は100点満点中70点以上、2級は60点以上で合格となる。
申込・問合せ:0134-22-1177 小樽観光大学校運営委員会事務局
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