2006(平成18)年度小樽市功労者の表彰式が、11月13日(月)10:30、ヒルトン小樽(築港)で行われた。
市功労者に選ばれたのは、教育文化部門・川村治男さん(70・松ヶ枝)、社会民生部門・小樽市交通安全指導員協議会と佐々木政美さん(80・銭函)、産業経済部門・井上一郎さん(72・緑)の3名1団体。
教育部門に選ばれた川村さんは、1990(平成2)年に小樽市文化団体協議会会長に就任し、文化芸術に親しめる環境整備に取り組み、“小樽文化貢献賞”や“文化奨励賞”を制定した。小樽市在住の外国人に対し、日本文化体験会を開催する国際交流に尽力。「教育文化功労を受け、市民の心豊かな生活を送れるように、さらに文化・芸術の発展に貢献していきたい」と語った。
社会民生部門の小樽市交通安全指導員協議会は、1981(昭和56)年に設立したボランティア組織。現在は67名が所属し、交差点などで歩行者に対して交通安全の指導を行っている。同会の白鳥三喜男会長は、「これを受けたことで、会員、警察、関係機関の連携を深め、市民へ交通安全を呼びかけていきたい」と話した。
佐々木さんは、小樽市消防団員として40年以上も地域防災の向上に努め、1984(昭和59)年からは小樽市消防団長、2002(平成14)年からは北海道消防協会副会長、日本消防協会理事も務めた。「今回の受賞は大変嬉しく思っております。これは、私個人の受賞ではなく、500名以上の消防団員や関係者の受賞。今後も防災を通して頑張っていきたい」と述べた。
産業経済部門の井上さんは、北海道中小企業家同友会の設立に携わり、同会常任理事などを歴任し、市内外の企業育成による産業の発展に寄与している。“伊藤整文学賞の会”では創設時から代表理事を務めている。「これからも、あせらず、ゆっくりと、着実に地域のために活動していきたい」と述べた。
表彰式は、関係者と小樽市助役や市議会議長など約30名が参加し、3氏1団体の表彰を祝った。
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