小樽水産高校の大型漁業実習船「若竹丸」(666トン)は、10月26日(木)、ハワイ・ホノルル港を目指し小樽港第2号ふ頭を出港した。
「若竹丸」(村田雄一船長・乗組員27人)には、小樽水産高校(若竹町9・谷口潤一郎校長)の海洋漁業科漁業コース第2学年14人と専攻科漁業科第1学年5人の計19人の生徒が乗船実習のために乗り込んだ。
学生にとっては、初の遠洋航海でマーシャル諸島東海域で、マグロ延縄実習を12日間実施しながら、ハワイのホノルル港を目指す。
26日(木)13:00から、小樽港第2号ふ頭8番岸壁で、出港壮行式が行われた。全校生徒440人と家族たちが見送りに集まった。谷口校長は、「この実習で知識と技術を十分身につけ、12月に元気な顔でお会いすることを願ってます」と、生徒たちの成長に期待。生徒代表の小山圭輔くん(17)は、「思い出に残る有意義な乗船実習となるように、全員で協力します。12月にみんなが元気な顔で帰ってくることを期待して下さい」と元気良く挨拶した。
出港時には、家族や在校生たちで溢れたふ頭から、「頑張ってこいよ」、「気をつけろよ」、「風邪引くなよ」とエールが飛び交った。若竹丸は、何度も長笛を鳴らしながら、やがて小樽港外に姿を消した。
若竹丸は、11月21日(火)にホノルル港に入港し、現地の高校生と交流する。11月24日(金)にはホノルル港を出港し、12月11日(月)に小樽港に寄港する予定。
10月27日(金)には、同校生徒24人を乗せた実習船「北鳳丸」(664トン・吉野威船長)が、潜水実習をするため沖縄那覇港を目指し出港する。15日間の航海実習で、11月9日(木)に帰港することになっている。