10月21日(土)の小樽桜ヶ丘球場(花園5)に、子供たちの掛け声が響き渡った。プロ野球セ・リーグ、東京ヤクルトスワローズの現役選手による野球教室が行われた。
この第31回となるヤクルトスワローズの野球教室は、ヤクルトスワローズ後援会の主催で、小樽ヤクルト販売株式会社の協賛、小樽市・小樽市教育委員会・小樽市少年野球連盟の後援で開かれた。東京ヤクルトスワローズ野球教室は、北海道から九州までの全国各地で、今週末に一斉に開催されている。
少年野球連盟の選手たちを対象に開かれる野球教室は、準備運動、キャッチボール、トスバッティング、投球・打撃練習、ミーティングなどを中心に約2時間半も行われた。
今回、少年野球教室の指導に来樽したヤクルト選手は、背番号82の佐藤真一コーチ(41)と背番号41の木田優夫投手(38)、背番号5の土橋勝征内野手(38)の3選手。
ユニホーム姿の3選手たちは、後志管内から集まった14チーム126名の少年野球選手たちを、手取り足取りの懇切な指導を行っていた。子供たちは、メジャーリーガーも経験した木田選手や土橋選手、佐藤コーチの指導を受け、将来はプロ野球選手にと熱心に練習に励んでいた。
ヤクルトスワローズの帽子を被って指導を受けていた、小樽市幸ファイターズの福田朝くん(11)は、「プロ野球選手に、ボールを投げる時、無理矢理投げなたり、力んだりしないで、普通に投げるようにと教えてもらって、すごく嬉しかった」と大喜びしていた。
小樽ヤクルト販売の栗村社長は、「今年は、WBCや高校野球などで、北海道も野球に関して盛り上がっている。100人を対象にしていた子供たちが、126人も来てくれて本当に嬉しい」と、プロ野球選手の指導で熱心に練習する子供たちを見守っていた。