小樽港の北防波堤に次々と押し寄せる高波。北防波堤にぶつかり砕け散る大波。大しけの海から吹きつける強風。10月の3連休の8日(日)の小樽市内は、前日に引き続き、発達した低気圧の影響で大荒れの1日となった。
8日(日)の道内は、猛烈に発達した低気圧の影響で大荒れの天候となった。小樽市をはじめとする後志北部でも、終日、暴風・波浪警報や大雨・洪水注意報が継続した。市内には、時折、雨交じりの強風が吹き抜け、小樽駅前交差点を渡る人たちは、手で帽子を押さえながら足早に横切っていた。
小樽の海は、波の高さも6mを超える大しけとなり、小樽港を100年に渉って守り続けている北防波堤に、次々と高波が押し寄せていた。砕け散った波で、小樽港入口の赤灯台の姿が消えるほどの大波が襲っていた。
小樽駅前交差点の歩道橋からもこの大きな白波が目撃でき、発達した低気圧の強さを物語っていた。歩行者は、強風で体を支えるのもままならず、必死で強風に対抗し、肌寒い天候に襟を合わせながら足早に家路に急いでいた。
札幌管区気象台では、この大荒れの天候は、9日(月)明け方まで警戒が必要としており、引き続き「低気圧に関する北海道地方気象情報」を発表している。後志地方では、北の風が海上で非常に強く、最大風速は、海上25m、陸上18m、海の波の高さ6mと大しけとなっており、暴風や高波に警戒を呼びかけていた。