小樽市の除雪計画、14項目を見直し!


josetu3.jpg 小樽市は、2006(平成18)年度の除雪計画を、10月24日(火)13:00から開かれた小樽市議会・建設常任委員会(佐藤利幸委員長)で明らかにした。
 市の除雪計画は、昨年の大雪の影響や市民からの苦情・意見をもとに見直した14項目からなる。昨年1回実施した除雪懇談会を、今年は6月と11月の2回実施し、4地域だった除雪ステーションを6地域に分割、ロードヒーティングの段差解消班の設置、貸出ダンプのこれまでの申込先着順を希望日の抽選に変えるなど、大幅な見直し内容となっている。
 24日(火)の建設常任委員会で、共産党・新谷とし委員は、「昨年は20日間も除排雪が入らないで、本当に住民が苦労していた。3月にドカッと24cm積もった時も入らず、民間丸投げの弊害がこういう所に出てきた。市が本当にきちんとパトロールしたのか疑問がある。今年はそんなことがないようにしてもらいたい」と質し、建設部は「昨年は降った時期も早く大雪だった。12月と1月に集中的に降ったことで、我々の除排雪にも限界があり、想定よりも自然状況は厳しかった。今年の自然状況もどうなるか分かりませんが、昨年のことを踏まえて、同じ状況の中でも前進したい」と答えた。
 自民党・松本光世委員の、「昨年は、除排雪が年に2、3回入ったところや1回も入らないところがあった。非常に格差がある。パトロールはしているが、きれいなところに入って、大変なところに入らない。パトロールにも非常に格差がある」と質したのに対し、「パトロールは、車が入れないところを走ることはしない。再度、業者が決まった段階で、パトロールについて注意はするが、ラクなところだけ走っているわけではない」(建設部)と答弁した。
 昨年の大雪による市民からの苦情は約2,700件を超えており、豪雪地帯の小樽市内では、除排雪に対する市民の苛立ちが募っている。今回の見直しで、果たして市民からの苦情のない除排雪が効果的に行われるかが、雪の到来とともに問われることになる。

 平成18年度の除雪計画について


 排雪ステーション分割図