10月中旬に入り、小樽の秋が急速に深まっている。最低気温も10℃割れとなり、冬の足音が近づき始めている。
10月12日(木)は、早朝4:00から6:00にかけ、気温が10℃割れを記録。最低気温も8.4℃(9:00まで)となったが、前日の11日(水)の最低気温15.3℃より7℃も低い気温を記録した。17:00には10℃割れの9.8℃、18:00には8.0℃を記録しており、気温の低下とともに着実に冬の足音が近づいている。
小樽市の奥沢水源地では、気温の低下を受け、秋が一気に深まっている。春には見事な風情を見せる桜の葉が黄色く変わり、冬の準備を始めていた。前日に降った雨を集めて、ごうごうと水音を立て流れる川面に、黄葉した木々が映り、小樽の秋の深まりを告げていた。
札幌管区気象台では、10月12日16:35 「北海道は大陸に中心を持つ高気圧に覆われてきました。12日夜から13日にかけて、上空に強い寒気が入る見込みです」と発表した。
寒気の到来と共に、山から街へ紅葉前線が一気に下り、10月下旬頃の初雪の便りで、小樽の街は長い冬の季節に突入する。