運河公園前にある国指定重要文化財「旧日本郵船(株)小樽支店」(色内3)の「100周年記念セレモニー」が、同所1階フロアーで1日(日)10:00から開かれた。同支店の落成式が、今からちょうど100年前の10月1日に行われたことを記念してのセレモニー。
100周年記念事業実行委員会(山田家正実行委員長)は、4月25日から「明治の小樽展」(4/25~5/28)、「小樽の歴史的建造物展」(6/20~8/20)、「小樽の文化展」(8/29~11/5)や講演・コンサートなどの記念事業を行ってきており、10月1日に落成した記念日を迎えた。
同セレモニーには、約50名の関係者や市民が参加した。山田家正実行委員長が、「小樽の歴史を後世に残していきたいと、4月25日から様々な記念事業を行ってきました。今後もこの貴重な建物に親しみを持って、大切に使わせてもらいたい」と挨拶。
山田勝麿小樽市長が、「今日で落成してから100年が経ち、改めて小樽の景観を再認識致しました。小樽の景観を守って、大切に次世代に残していきたいと思っております」と述べ、旧日本郵船(株)小樽支店のメモリアル映像が約5分間上映され、市内の教会で活躍するオルガニスト・中村祐子氏のコンサートで閉会した。
同実行委は、11月5日まで記念事業「小樽の文化展」を開催している。