豪華客船「セブンシーズ・マリナー」が、9月30日(土)8:00、その白い巨体で小樽港に現れた。前日29日(金)の「飛鳥II」に続く豪華客船の2日連続の寄港で、市内各所からは豪華客船の白い巨体が眺められた。
「セブンシーズ・マリナー」(フランス船籍)は、総トン数5万トン、全長204.2m、全幅27.4m、乗客定員700名で、日本最大の「飛鳥II」と並ぶ巨大豪華客船で、小樽港第3号ふ頭に初お目見えした。
リージェント・セブンシーズ・クルーズ社が運営しており、今回は11日間のグランドパシフィッククルーズで、ロシア・ペトロパブロフスクから小樽港に入港した。
外航クルーズ船の寄港とあって、小樽市では歓迎イベントを用意。岸壁で観光案内のための寄港地デスクを開設するとともに、土産品販売なども行った。よさこいソーランチームの演舞や船内でのお茶会を開催し歓迎した。
市内を散策していた観光客は、「大きな船ね。昨日の飛鳥IIとどちらが大きいのかしら。一度でいいから乗ってみたいわ」と、羨望の眼差しで白い巨船を見上げていた。同船は小樽港を17:00に出港し、函館へ向かった。
18:30からは、今後の定期的な同クルーズ船の寄港を実現するため、小樽港貿易振興協議会(山田勝麿会長)と、同船を運航するリージェント・セブンシーズクルーズ社との意見交換と事業説明会が、ホテルノルド小樽(色内1)で行われた。
秋色深まる小樽で、外航クルーズ・豪華客船「飛鳥II」と「セブンシーズ・マリナー」の2日連続の寄港で、海洋シーズンは幕を閉じる。