札幌市に隣接する小樽市銭函の石狩湾新港地区に、大型銭湯やパークゴルフ場、場外舟券売り場(ボートピア)などの娯楽施設を建設する複合レジャー施設の建設計画が、このほど判明した。
娯楽施設の建設地は、札幌市に隣接の石狩開発(石狩)所有の準工業用地26,400平米。株式会社山本工業(山口県・山本哲也代表取締役)が、同土地の10,000平米を賃借し3施設を建設。SOM(ソム)株式会社(三浦美彦代表取締役)が管理・運営を行う。
この施設には、スーパー銭湯や場外舟券売り場、パークゴルフ場などが整備される計画。スーパー銭湯の建築面積は1,155平米。営業時間は11:00~22:30の年中無休。料金は大人390円・子供140円。大浴槽・打たせ湯・寝湯・薬草湯・大露天風呂・ジャグジーバス・岩盤浴や、和室・洋室・仮眠室の休憩室、小樽特産の素材を中心としたレストランを設けることにしている。パークゴルフ場(9ホール)は無料開放となっている。
場外舟券売り場のボートピアは建築面積1,000平米で、全国の競艇レースが観戦可能で、年間300日開催する予定。通常は、1日11~12レースを10:30~16:30、ナイターは1日11~12レースを14:30~20:30までオープンする。敷地内には512台も収容出来る駐車場を設ける。
この複合レジャー施設の事業費は、土地購入費2億2,907万円を含む総額7億8,157万円の投資となる。
「この地域には立地企業等が740社以上に達しており、このうち600社近くの操業が行われ、就業者も13,000人を超えている。夏期間の海水浴場の利用客とゴルフ場・釣りなどレジャースポットも多く、札幌市内でも馴染みのある地域であり、1年を通じて大きな利用客が見込める」と推察している。
スーパー銭湯の年間利用者を40万1,500人で年間売上3億2,120万円、ボートピアでは年間総売上64億5,456万円を目標としている。「事業計画上の動員数は容易であり、可能と推察されます」として、集客状況を見て、さらにコンビニエンスストアや飲食店、釣具店なども建設する予定となっている。
2007年中の開業を目指しており、現在、小樽市では「この事業計画書についての課題を整理していきたい」(企画政策室)と、詳細な審査に入っている。