毛無山中腹の北海道ワイン(株)ワインの丘(朝里川温泉1)で、「第20回北の収穫祭ワインカーニバル in おたる」が、9月10日(日)10:00から行われた。
今年で20回目を迎えたワインカーニバル。雨雲が小樽市内に広がり、雨模様のあいにくの天候となった。参加者たちは10:00の開祭前から会場に陣取り、用意されたテーブルの上にビールやワインを並べ、実りの秋の収穫を味わっていた。
今年のイベント会場は、これまでのワインの丘展望広場から、手前にあるSL広場に変更された。北海道ワインが、本社周辺15haに花畑などを造る「北海道ワイン観光ゾーン整備計画」で、SL広場が整備されたため、同広場を利用することになった。野菜の直売所や露店も、昨年の倍の40店舗がずらりと並んでいた。
10:00からの開祭式で、岩部利治実行委員長の開祭宣言でワインカーニバルがスタート。来賓の小樽市経済部・安達栄次郎部長が、「世界中のワイン愛好家から高い評価を受けている北海道ワインのこのイベントで、食欲の秋を十分に満喫して頂きたいと思います」と挨拶。
嶌村彰禧社長は「あいにくの天候となってしまいましたが、皆さんが待っていて下さったので、雨も上がって、今日開祭出来て良かったです。来年は、この会場と前回までの会場の展望広場を一体にした大きな会場で、ワインカーニバルを開祭したい」と語った。
工場直送のワインやビールが用意された会場には、湯原昌幸歌謡ショー、イリュージョンマジック、バラエティものまねライブ、オールディーズライブ、鼓響和太鼓打演会、コルク抜き大会、ブドウ早しぼり大会が行われた。
雨の中行われた“湯原昌幸歌謡ショー”では、観客が傘を差しながら熱心に聞き入っていた。懐かしいロックなどでは、手拍子も起こり、盛り上がっていた。
札幌から8:00に会場入りしていた安東智子さん(48)と福島歌子さん(46)は、「毎年このイベントに参加してるの。ワインやビールを屋外で飲めるのが美味しいし嬉しい。なんといっても、スタッフの対応が良くて、美味しいさも2倍。今日は最後のシャトルバスの時間までたくさん飲みます」と、7人グループで至福の時間を過ごしていた。