測量船「天洋」の一般公開!


tenyo1.jpg 第一管区海上保安本部は、9月3日(日)10:00~15:00、海上保安庁海洋情報部所属測量船「天洋」(435トン・吉田浩平船長)の一般公開を小樽港第2号ふ頭で実施した。市外からの見学者も多く見られ、測量船ならではの機器などに興じていた。
 天洋は、全長56m、全幅9.8m。マルチビーム音響測深機より測量(測深)を行い海図更新の資料にしている。今回は、9月6日(水)から21日(木)まで、小樽港港域と寿都港の水深調査を実施するため、1日9:00に小樽港に入港した。
 一般公開は3日のみで、マルチビーム音響測深機などの各種観測機器の展示や「海の相談室」、乗組員によるロープワーク教室が開催された。観測室には、明治時代から現代までに作られた海図が展示されていた。測量船の“海猿”たちから測量の仕方の変化の説明が丁寧に行われていた。
tenyo2.jpg 昭和20~30年代では、ロープにおもりをつけて一点一点測っていたが、現在は126本のビームで測量し、昔よりも幅広くより細かく測れるようになったという。
 天洋の舵を握った宮本悠衣ちゃん(4)は 「ハンドルを握るのがすごく楽しい。船の上から景色が見えるのもきれい」 とお父さんとお母さんと3人で、珍しい天洋をじっくり見ていた。