小樽市議会第3回定例会は、9月19日(火)13:00から、予算特別委員会(古沢勝則委員長)の総括質疑を行い、平成18年度小樽市一般会計補正予算など付託された9議案を賛成多数で可決し、4件の専決処分報告を全会一致で承認した。
総括質疑で、公明党の佐藤利幸委員は、「小樽市内のガラス工房では、自社で作っているところがほとんどだが、台湾や中国の商品を販売しているところもあるようだ。菓子なども、東京や札幌で作っているものがあったりする。地場のものをシールなどでアピールすることが大事なことでは」に対し、「アピールした経過はあるが、7年間休眠状態になっている。小樽のシールについては十分考えていきたい」と答えた。
平成会・小林栄治委員は、「本会議で平成会の上野議員からの質問で、市立小樽病院の総務省の経営診断は今は必要ないと答弁したが、経営診断してから5年も経過しているので受けてみては」に対し、「総務省のアドバイザーが経営診断を行った他の病院などの事例もあるため、経営診断は考えていない」と答えた。
民主市民連合・山口保委員は、「現在の博物館を郷土館にするとしているが」に対し、「郷土館というイメージを構想している。所蔵のコレクションなどを新博物館で展示し、これまで展示出来なかった多くの資料を、多くの人に公開したい」と答えた。
共産党・菊地葉子委員は、「銭函に計画されている場外舟券売り場のような公営ギャンブルはいらない」に対し、「9月に事業計画が出されたばかりなので12月の議会まで審査したい」と答えた。
自民党・見楚谷登志委員は、「美術館が老朽化しているので、次期総合計画で新築を考えた方がいいのでは」に対し、「ハコモノではなくソフト面を強化したい」と答えた。
同委員会は、9月14日(木)・15日(金)・19日(火)の3日間で開かれた。19日(火)の9議案の採決では、共産党が平成18年度小樽市一般会計補正予算と小樽市国民健康保険条例の一部を改正する条例案の2議案に反対したが、自民党・公明党・平成会・民主市民連合が9議案すべてに賛成し可決された。
20日(水)13:00からは、各常任委員会が開かれることになっている。