ビールやジュースのアルミあき缶で作った大型帆船や蒸気機関車の「しづか号」が展示されている、“2006 CAN-ART フェスティバル”(北海製罐株式会社主催)が、小樽市運河プラザ(色内2)で、9月7日(木)から3日間の日程で始まった。
CAN-ART フェスティバルは、北海製罐グループが1993(平成5)年に始めた環境活動の一環。楽しく、創造豊かなあき缶アートを通じて、環境美化やあき缶・ペットボトルのリサイクル、ポイ捨て消費者のモラル向上などをアピールすることを目的としたイベント。今年で14回目を迎え、小樽での開催は11回目となる。これまで小樽交通記念館(手宮1)で開催していたが、同館が閉鎖中のため、今年はミニ環境展をイメージしたイベントとして、運河プラザ(小樽市観光物産プラザ)で7日(木)から9日(土)までの3日間で行われている。
今年は、これまで展示してきたあき缶アートの代表作を並べている。本物そっくりに作られた、交通記念館内にある国指定重要文化財の機関車庫三号などの旧手宮鉄道施設や蒸気機関車「しづか号」、大航海を時代の大型帆船、プロペラ飛行機などが飾られている。アルミ缶リサイクル協会によるアルミ缶を使って飛行機を作る工作実演もある。
オーストラリアから観光で来たアンドリュー・ダグラスさん(45)と伊藤靖子さん(34)は、「初めてあき缶アートを見たけれど、大変素晴らしい。花をイメージした作品が好きですね。こういうリサイクル活動をしているのなら、もっと小樽運河もきれいにするといいよね」と、あき缶アートに見入っていた。“2006 CAN-ART フェスティバル”は、小樽市運河プラザ(色内2)で、9月7日(木)から9日(土)までの9:00~17:00。