韓国ソウル特別市江西(カンソ)区を親善訪問している小樽日韓友好親善協会(会長・森川正一小樽商工会議所副会頭)は、26日(土)同地で、江西区韓日親善交流協議会(宋鎭守会長)と民間交流を図るための友好協定を締結した。
韓国人観光客の急増などで韓国への関心が高まっている中、小樽市とソウル江西区との友好交流が、2003(平成15)年から始まっていた。民間交流団体として、昨年の11月に江西区韓日親善交流協議会が発足、今年3月に小樽日韓友好親善協会が発足した。
韓国江西区はソウルの玄関口金浦空港を持つ人口55万人の都市で、友好交流協定締結のため8月25日(金)から27日(日)まで、関係者ら22人が江西区を訪問している。
今回は、民間交流をさらに市レベルへの交流を図るべく、小樽市長も訪問団に加わっている。両市の友好都市提携を視野に入れ、今後の展開等調査検討するための懇談会に参加するとともに、業界関係者との友好関係を深め論議を重ねた。
26日(土)、友好協定の調印式は、金浦空港に近いメイフィールドホテルで執り行われた。山田勝麿小樽市長、鎌田力小樽商工会議所会頭、森川日韓友好親善協会長ら22人が出席した。一方、韓国側は、金区長、宋交流協議会会長以下65人が参加し友好を深めた。調印式では協定書の署名をし、その内容をお互いに確認した後、記念品を交換し、その後、約90名の参加者が言葉の壁を乗り越え親睦を深めた。
協定書では「小樽市とソウル江西区の友好と親善を図るため、文化・教育・経済・産業等の広範な分野に亘る交流と協力を積極的に推進する」ことにしている。
市長は27日(日)に帰国し、民間団体は28日(月)に帰国する。